オンタリオ州教育省は、さまざまな領域の分野において、同年代の学生と比較して突出した才能・知的能力を持ち、通常教育とは異なった学習経験を必要とする学生をギフテッドと定義しています。
オンタリオ州(トロント含む)におけるギフテッドの定義には数値で測れるような絶対的な基準は存在しませんが、凡そのガイドラインをご紹介します。

トロント教育委員会では、G3(小学3)年生の希望者全員にCanadian Cognitive Abilities Testを施し、Gifted Rating Scale-School Ageに掛け合わせて、98%以上の場合次のステップに進み、第2次面接でWechsler Intelligence Scale for Children (WISC-V)などを使い、General Ability Index (GAI)が98%以上の場合、ギフテッドプログラムへの進学が認められます。この際2Eの資質がある学生は、それらの試験も課されます。

トロント教育委員会の詳しいギフテッドの定義はこちらを参考にしてください。

2Eの定義は明確に示されてませんが、ギフテッドの学生で発達障害の資質を持ち合わせている場合、2Eとポジティブな意味合いで表現されます。

幼少期に、2E/Giftedの資質を感じた場合、多くの保護者は個人的に専門家へギフテッド評価を依頼します。実費となりますが、丁寧な説明やカウンセリングを受けた後にテストを受け専門家の教示を仰ぎます。2Eの資質がある場合、そのテストも同時期に受検します。明らかに発達障害の資質が見受けられる際には、小児科医がアセスメントを処方します。その際には公的補助の上でのアセスメントとなるので、保護者の金銭的負担はありません。

カナダの私立校では、基本的に海外からでもWechsler Intelligence Scale for Children (WISC-V)を使った専門家によるギフテッド評価を受け入れます。詳しくは学校毎の対応になりますので、私どもへお問合せください。